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2007年10月04日

大西洋岸森林について調べたので、書いてみます。

大西洋岸森林(たいせいようがんしんりん)は、ブラジルの大西洋岸の北部から南部にかけて分布する森林の総称であり、アマゾンと並ぶ有数の森林地帯である。現地ブラジルのポルトガル語ではマタ・アトランティカ(Mata Atlântica)と呼ばれ、英語では(Atlantic Forest)と表記する。

大西洋岸森林の地理的分布をみると、北東部沿岸では海岸沿いのみに広がっているだけであるが、サンパウロ州などブラジルの南東部などでは内陸まで伸びており、最終的にはパラグアイ、アルゼンチンにまで到達している。大西洋岸森林は、熱帯雨林・常緑広葉樹林(Tropical and subtropical dry broadleaf forests)、ブラジル南部に分布する針葉樹のパラナ松アラウカリア林(Araucaria Forest)から構成される。なお、大西洋岸森林の範囲を、海岸沿いに分布する熱帯雨林のみに限定して使用する場合もあるが、一般にはその定義は正しくはない。ブラジルの環境保全団体や政府機関、マスメディアの論調では、以上の全ての森林を含んだものを指すことが多い(なお、ポルトガル語でセラードとよばれるサバナについては通常、大西洋岸森林の範疇に含まないことが多い)。

大西洋岸森林は、もともと人間によって開発が始まる前、アマゾンの森林の約4分の1に相当する1億ヘクタール弱を覆っていたとされている。しかしながら1500年以降に始まるポルトガル人の植民地化を契機に森林は徐々に失われ始め、現在ではもとの7%弱しか残っていないとされている。特に19世紀半ば以降のコーヒー栽培用地の確保を目的とした農地造成が進むにつれて、森林は急速に失われていった。また、20世紀になると様々な農作物栽培に必要な農地・牧草地の造成、道路、ダムあるいは都市建設、不動産開発などのあおりを受け、今日では傾斜の急な斜面にしか残っていないのが現状である(ちなみにその大半は、各種様々なレベルにおける環境保全林にしていされ、開発が厳しく制限されている。こういったわずかに残った森林は、面積的に見るとアマゾンの森林と比べて取るに足らないけれども、その一方で面性が少ないながらも生物多様性に富んでおり、とりわけ、遺伝子資源の宝庫としての役割に注目が集まっている。そういった事情を背景に、大西洋岸森林には自然遺産に指定された場所も存在している(ディスカヴァリー・コースト大西洋岸森林保護区群, サウス‐イースト大西洋岸森林保護区群)。ゴールデンライオンタマリンなど絶滅危惧種が生息している。
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